安価に手に入り一般的な家庭には手に余るサイズ(30センチ)まで育つ事などでショップでの引取りが多い熱帯魚の一つかも知れません…。
飼育者それぞれ考えがあるとは思いますが、オスカーを飼育する上で必要な環境や考えを書いて行きたいと思います。
衝動買い→飼いきれない→捨てる
この様な事が少しでも減ればと…
オスカーとは?
模様に様々なバリエーションがあり、よくなつき、よく食べるとても愛嬌のある熱帯魚で古くから愛されている熱帯魚です。
代表的な種類は、
- タイガーオスカー
- レッドオスカー
- アルビノオスカー
- ワイルドオスカー
他にもバリエーションがありますが割愛します。
※コロンビアオスカー(プトマヨ産)
※レッドベリーオスカーF1
最大の体長は40センチ、通常30センチ前後と中型魚に分類されますが一般的には十分大型魚ですね(笑)
私が初めて飼育したそれなりの大きさになる熱帯魚はオスカーでした。
中学生の時によく調べもせず…
上記4種類の幼魚を一気に連れて来ました。
幼魚が可愛くて値段も安い為、衝動買いして予想以上に大きくなってしまい大きな水槽を用意する事になったのは良い?思い出です。
それが無ければ現在には至らなかったでしょう(笑)
当時の飼育魚はもういなくなってしまいましたが最終的には120×60×45の水槽で仲良く?混泳をさせていました。
今は通販等で水槽も安くなりましたので大型魚の入門種として丁度良いかも知れません。
しかし相手は生き物です。
最後まで面倒見る覚悟を持って飼育しましょう!!
必要な水槽のサイズは?
大体30センチ前後になる魚です。
せめて90×45×45の水槽を用意してあげて欲しいです。
60×45×45でも単独であればギリギリ可能なラインでしょう。
写真右、90センチ水槽
写真左、60センチ水槽
60規格で飼育出来る様に書いてある書籍もありますが、良く食べて良く出すので水量が少なくて水がすぐに悪くなります。
20センチ位までは60規格でも問題無いでしょう!
ワイルドオスカーの成長記録があるので参考にして下さい!
オスカーはそんなに成長が早いのか?? - 金欠パパの四畳半アクアリウム
水槽はかなりの重量になるので専用の台を使用して、フローリング等の平面に設置しましょう。
どんな濾過が適してるの?
上部濾過 or オーバーフロー濾過
良く食べて良く出す上に餌を食べ散らかす為、強力かつメンテナンスのしやすいシンプルな濾過装置が好ましいですね。
上部濾過もオーバーフロー濾過も基本はウールマットの洗浄と交換なので管理が楽です。
私はウールは毎週洗浄し、クタクタになったら新しいものへ交換してしまいます。
1つの水槽に何個も濾過装置を取り付けて濾過を強化している方もいますが、私は反対派です(笑)
それだけ掃除する箇所が増えて面倒臭がりな私には向いていないので…
ただ、濾過が1つ壊れても他が動いているのですぐに崩壊しない所は立派な利点になるでしょう!
ろ材は多いに越したことはありませんが、費用の事を考えると軽石がとても良いです。
コスパ最強!! ろ材の紹介「軽石」 - 金欠パパの四畳半アクアリウム
レイアウトはどうしたらいいの?
良く食べて良くだ…略
砂も何も敷かないベアタンクを推奨します。
私は敷いていますが掃除は大変です。
180センチ水槽をプロホースでザクザクやるのはとてもとても大変です。
汚れが溜まれば水も痛むので病気を誘発する原因になる恐れがあります。
その点ベアタンクであれば砂利の中に汚れが溜まることがありませんのでとても衛生的な環境を提供する事が出来ます。
砂利にも濾過バクテリアが繁殖し水の濾過に貢献する一面もありますが、汚れが溜まって病原菌が湧いてしまうリスクもありますし、ベアタンクなら食べカスや糞も簡単に取り除けるので水も痛みにくいです。
砂利をどうしても敷きたい方は私と同様にザクザクやりましょう(笑)
また、流木等のレイアウトは何かにびっくりして暴れた時などにぶつかって怪我をする恐れがあるので入れない方が良いと思います。
餌は何をあげればいいの?
我が家ではほぼ100%人工飼料での飼育です。
基本的にオスカーはなんでも食べます。
口に入らなくても詰め込みますし、吐き出して次の餌に飛びつく事もあります。
歳をとると魚食性は薄れるのでしょうか。
5年近く飼育しているオスカーはエビやザリガニなどには飛びつきますが、小赤には見向きもしなくなりました。
個体差があるとは思いますが餌で困ることはあまりない熱帯魚だと思います。
人工飼料を中心にエビ等の生き餌を与えていけばなんら問題なく育つと思います。
鯉の餌等も食べるとは思いますが、我が家では与えていません。
水温や水質は?
幼魚期を除けば丈夫な種類と言って良いのかも知れません。
25度前後の中性前後の水質を保てれば問題なく飼育出来る筈です。
餌を与える頻度や飼育数に寄りますが、一般的に言う週に1回、三分の一の水換えをしてあげればそんなに神経質になる必要は無いと思います。
ただ、大量換水等で大幅な水質の変化があると粘膜が剥がれた?様になる症状も見られるので注意してあげましょう。
病気にはなりやすいの?
幼魚期は色々な熱帯魚の病気にかかる事があるかも知れませんが成魚になってしまえば非常に丈夫で病気になり難くなります。
オスカーで代表的な病気と言えば、「頭部穴あき病」がよく聞く病気です。
原因はエロモナス、寄生虫、持病等々…色々な説を聞きますが原因ははっきりわかっていないそうです。
我が家のワイルドオスカーにも発症してしまい、3年くらい経ちますが良くもならなければ悪くもならない状態を保っています。
写真左のオスカーは頭部穴あき病が発症していると思われます。
良く餌を食べさせて水換えを頻繁に行う事で代謝を上げてオスカーの持つ強力な治癒力で穴を塞ぐと言う方法が現時点での一番の治療法なのでしょうか…
我が家のオスカーは治っていないので偉そうなことは言えません…(笑)
混泳は出来るの?
オスカーはシクリッドに属する魚で特徴としては気が荒い事があげられます。
大型魚の混泳でのセオリーは
①サイズをある程度揃える
②体型の違う魚を入れる
③複数混泳させて縄張り争いが起きない様にする
と言った所ですが、1番大切なのは運と相性です。
セオリー通りやっても喧嘩しますし、2匹だけでも問題ない場合もあります。
我が家は中層にオスカー2匹ですが特に問題は起きていません^_^
大事なことは殺し合いに発展して殺される前に隔離する為の設備を用意しておく事だと思います。
最後に
長々と書きましたがこれが私のオスカー飼育に対する考えです。
これからオスカーを飼育しようと考えてる方の参考になれば幸いです。
オスカーは愛嬌があって本当に可愛い熱帯魚ですよ(^o^)
ペットとして飼育する熱帯魚の中ではNo. 1だと思います(笑)
しかし一般人が見たら十分大きな魚ですので飼育環境はしっかりと整えてから飼育する様にして下さいね!
※上記の飼育法は私個人の経験、考えによる物ですので、トラブルが起きても責任は負いかねます。