金欠パパの四畳半アクアリウム

家の新築をきっかけに4畳半の基地を確保!1800×900×600の水槽をメインにまだまだ水槽増殖中!

意外に簡単?サイドフロー水槽をDIY!!

今回はガラスの水槽をサイドフロー水槽に改造してみた事について紹介します!

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サイドフロー水槽?

サイドフロー水槽はオーバーフロー水槽の一種です。

 

一般的なオーバーフロー水槽は水槽の底に穴を開け、水面まで排水管を伸ばして溢れた分を排水しています。

 

サイドフロー水槽は水槽の側面に穴を開け、そこに排水管を取り付けるのでサイドフローやサイドオーバーフローと呼ばれています。

 

日本国内ではあまり見ませんね?

海外では多く採用されており、ちょっとお高いですがサイドフロー化する為の海外製キットなんかも売られたりしています。

 

サイドフロー水槽のメリット

一般的なオーバーフローと違い、水槽内に太い排水管がそびえ立っていない為、水槽内の景観がすっきりします。

 

それと自作する場合は一般的なオーバーフロー水槽よりも安価で簡単に作れるのでは無いかと私は思いました!

 

サイドフロー水槽のデメリット

良いところもあれば悪いところもあるもんで…

 

水槽の側面に穴を開け排水管を取り付けるので…

側面or背面に配管分のスペースを確保する必要があるんです。

 

日本の住宅事情ではそのスペースさえ勿体無いと感じてしまう方もいると思います。

 

排水も水面付近からしか行われない為、底面のゴミが中々排出されない問題もありますね。

(普通のオーバーフローでもコーナーカバーの中は糞まみれなのでそんなに変わらないかもしれませんね?)

 

 

前置きが長くなりましたが私の作業内容を公開します!

 

必要な道具

今回加工した水槽は60×30×36の規格水槽と、60×45×45のワイド水槽です。

どちらもガラス製なのでアクリルの様に簡単には行きません…!

 

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左 22ミリ(VP16のバルブソケットが約21ミリ)

右 50ミリ(VU40の塩ビ管の外形が約48ミリ)

 

 


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この様なダイヤモンドホールソーを電動ドリルに装着してガラスに穴を開けます。

 

こちらのホールソーは穴を開ける際にホールソーを固定するガイドが必要になり、私は塩ビの端材に穴を開けて作成しました。

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ホールソーがズレなければなんでもよく、最近は柔らかいダイソーの発泡系の板にホールソーを当てて穴を開けた物をガイドとして使用しています。写真がなくてすいません。

 

 

穴を開ける

この作業さえ問題なく終える事が出来ればサイドフロー化は成功したと言っても過言ではありません!

と言うかここで失敗したら諦めるしかありません笑

 

ガイドを水槽に固定しました。

 

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熱が発生しない様に水を張るのですが、養生テープは簡単に剥がれてしまいました笑

 

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水槽に少し水を張り、ガイドを押さえてホールソーを当てます。

 

焦らずゆっくり少しずつ掘ります。

変に力を加えると割れるので気をつけましょう!

 

ホールソーがハマる程度の溝が掘れたらガイドは外してしまってオッケーです。

 

おっかなびっくりやる事数分…

 

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排水用と給水用の2箇所の穴開けが完了しました!

 

とにかく力を加えずドリルの重さで掘る様なイメージです。

 

 

配管接続用パーツの作成

塩ビパーツでバルブソケットやバルクヘッドと言うものが市販されているので、それを使う方はこの工程は不要です。

 

 

私も給水側についてはvp16の給水栓ソケットとパッキンを使用しています。

 

排水側はとにかく安く作りたく…

塩ビ板の端材と塩ビ管を延長する為の継ぎ手を加工して使用しました。

 

継ぎ手のサイズで塩ビ板に自在錐で穴を開けます。

 

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継ぎ手を半分に切り、塩ビ接着剤で接着します。


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シリコンでコーキングもしときます。


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水槽の穴に合わせてシリコンで接着します。


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vu40が挿せる様になりました👍


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継ぎ手は100円位で、塩ビ板は端材なので格安ですね🤤

 

フロー管カバーを作成

塩ビの端材で作る為、最初に適当な紙で模型を作りました。

 

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水槽に当ててみてサイズ感を確認。

寸法を測って材料の切り出しを行います。

 

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スリットを開けます………

 

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これはひどい

卓上丸鋸があればこの様なスリット加工も綺麗に出来るんですが、勿体無いのでディスクグラインダーの切断砥石でやってみた所…

 

盛大に溶けるわ焦げるわ🤣


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頑張って綺麗にして接着剤を使用し組み立てます。


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シリコンで接着!!


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2本とも接着が終わりましたね👍

 

 

水漏れチェック&配管作業

 

もう一息で完成です!

庭で水漏れがない事を確認し…

 

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1800×900×600水槽の排水管と接続させ…


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給水管とリオポンプを接続します。

 

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満水になり問題なく稼働してくれました!


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やってみた感想

 

この時にガラスの穴開けを初めて経験しました。

 

この水槽の改造後に何回か穴を開ける事がありましたが、慣れとは恐ろしく、ある程度掘れたら電動ドリルのトリガーを全開で握っています笑

 

ゴミの溜まり方についてもエアレーションを強めに掛けている為、軽い物は濾過槽は流されていてゴミが溜まり続ける事は無い印象です。

 

60規格だけど180と連結しているので水量は1tオーバー&新水垂れ流しでメンテナンスに関しては非常に手を抜いている水槽達です。

 

いつかは大きな水槽に差し替えてしまいたいと考えていますが、当面の間は幼魚の育成等で活躍して貰いましょう!

 

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2025/06/07現在

ネグロ産オスカーの育成用として活躍中です。

 

また自分でやれる事が増え、アクアリウムの幅が広がりそうですね。

 

もっと面白くなる様に色々手を出して見たいと思います👍