大型魚を飼育していると大量の餌と糞が付きものです。
ウールマットはどこでも手に入り、よくゴミを取ってくれるのですが、耐久性がイマイチ…
数回洗うと形が崩れて綺麗に充填する事が出来なくなってしまいます…
その都度買い換えるのも費用が掛かります…
物理濾過能力と耐久性を兼ね備えたろ材…
『魔毯』を実際に使用して非常に素晴らしい性能だったのでご紹介致します!
魔毯とは?
Amazonで販売されている海外製の物理濾過マットです。
魔毯にも類似品があり、今回のオススメはboxwater製の製品です。
サイズは40cm×50cmの1種類のみです。(多分)
それ以外のサイズは類似品でboxwater製に劣る点があるのでご注意下さい。
同じ写真使ってるから同じ物だろうと購入して失敗しました…
2024/04/06現在、2個で1,680円と能力と耐久性を考えると非常に安いです。
日本の物理濾過と言えばウールマットですが、こちらの商品はゴミを受ける面が起毛しており、裏面がメッシュ素材の二重構造です。
物理濾過能力について
それでは本題の物理濾過能力についてです!
我が家のウールボックスだと横が余り、ペロンと折れてしまう為、サランロックを2枚入れて折れるのを防ぐと共に魔毯が詰まって来た時の水跳ね音の軽減を狙っています。
上から順に、サランロック、魔毯、ブラウンマット、グリーンマットを敷いています。
餌やりの量にもよりますが我が家の場合、大体3日で…
あんなに白かったマットが満遍なく茶色に変わり、オーバーフロー寸前でした!
オーバーフローまでのスパンが短いという事は、それだけ目が細かく、よくゴミを取っている証拠です。
魔毯の下に敷いているブラウンマットとグリーンマットは少し汚れている程度です。
耐久性について
短いスパンで目詰まりするという事は、こまめに洗浄を繰り返す必要があると言うことです。
数回洗っただけでボロボロになる様では話になりません…
2024年3月9日に導入し、8回程清掃しましたが痛みは全く見られません。
清掃も散水ノズルの横拡散やストレートでバーっと流すだけで済み、魔毯に負担をかける様な洗い方もしなくていいのでかなり長持ちしそうです。
横拡散が使える散水ノズルが清掃にはとても便利です。
この記事を書いている当日にも8回目の物理濾過の清掃を行いました。
ちょっと黄ばんでるけど3分間の掃除でとても綺麗になりました。
裏面がメッシュなのでザラザラしてるコンクリートの上を引き摺らない様にだけ注意してます。
デメリットについて
目詰まりがめちゃくちゃ早い
目が細かく汚れを良く取るという事は目詰まりがめちゃくちゃ早いのは仕方が無いです。
我が家では3日前後、飼育してる魚が多い人なら毎日洗う事になるかも知れません。
サイズがデカイ
40cm×50cmと大きなサイズしか取扱いがありません。
切って使用できると書いてありますが、二重構造の為、切ってしまうと起毛部とメッシュが分離します。
ミシンを使えれば切ったところを縫い直して好きなサイズに変更できそうですね。
使用できる濾過器が限られる
サイズがデカイので物理的に小さな濾過器には入れられません。
大きな上部濾過かオーバーフローの2択ではないでしょうか。
使用した感想
我が家には8匹のオスカーを始め、シルバーアロワナやキクラ、ドラス類が混泳している為、脆弱な物理濾過では生物濾過の負担が増えてしまいます。
今回導入した魔毯は濾過能力、耐久性、コスパが素晴らしく、掃除する手間さえ気にならなければ最高クラスの物理濾過と感じています。
色々な物理ろ材を何重にも敷いて管理していた頃は洗浄に時間がかかり、面倒臭さを感じていましたが、魔毯を使用し始めてからは魔毯一枚だけ洗う様になったので洗浄作業をする為のハードルがグッと下がった様に感じます。
物理濾過でお悩みの方は一度お試し下さい!