金欠パパの四畳半アクアリウム

家の新築購入をきっかけに、1800×900×600の水槽を設置した水槽部屋を作りました。シルバーアロワナとオスカーを中心に飼育しています。15,000円のお小遣いで楽しんでいる為、あまり変化はありませんがお金を掛けないアイディアを公開しています。

「底面フィルター」あれこれ

今回は濾過装置のお話です。

 

今回もと言った方が良いかも知れませんが魚を飼育する上で濾過は付き物なので語らせて下さい。

 

私が熱帯魚飼育初心者にお勧めする濾過装置は底面フィルターです!

 

熱帯魚飼育してみたいけど初期投資が高くて悩んでる方には特にお勧めです!

 

 

理由は大きく以下の4点

 

  1. 初期投資が安い
  2. セットが簡単
  3. 濾過能力が高い
  4. 大体の魚は飼育できる

 

それではメリットやデメリットを見ていきましょう!!

 

 

 

 

 

底面フィルターとは??

 

まずは底面フィルターとはどの様な物なのか紹介します。

 

底面フィルターは水槽の底面にスノコを敷き、スノコから立ち上げたパイプから水を組み上げて濾過する仕組みです。

 

濾過を行うのはスノコでは無く、底面に敷いてある砂利そのものです。

 

パイプから水を汲み上げる訳ですが、一般的にはエアリフトで行なっています。

 

水中ポンプで汲みあげる物もありますが、今回はエアリフト式の底面フィルターを前提としてお話しています。

 

それではメリットを紹介して行きます。

 

 

メリット

 

 

1.初期投資が安い

 

必要な物は底面フィルター本体、エアポンプ、砂利の3点です。

 

フィルター本体は数百円で買えますし、エアポンプも1,000円くらいです。

 

砂利は目が細かすぎず、崩れないものなら大体大丈夫です。

 

私は昔から大磯砂の細目を使用しています。

 

上部濾過や外部濾過などの高価な装置を用意しなくてもいいので初心者でも気軽に飼育をスタート出来ますね。

 

また、水槽を増やしたくなった時、エアポンプのパワー次第ですが、エアホースを分岐して複数の水槽を稼働させる事が出来るので追加で掛かる費用がとても安いです!

 

 

2.セットが簡単

 

水槽の底に底面フィルターを置いて、その上に砂利を敷き、エアホースを^_^繋げれば完成です。

 

投げ込みフィルター程ではありませんがとても簡単な濾過器です。

 

呼び水の手間もありませんし、ろ材の種類に迷う事もありません。

 

 

 

3.濾過能力が高い

 

底面フィルターの濾過能力は価格に対してとても優れた能力を誇っています。

 

砂利を10キロ使用した場合、砂利10キロがろ材になるので安物の上部濾過や小さな外部濾過では実現出来ない濾過容量になります。

 

他の濾過装置で底面フィルターと同じ容量を稼ごうとした場合、何十倍も費用が掛かる事が考えられます。

 

また、エアーで水を汲みあげる為、溶存酸素も豊富で濾過バクテリアに良い仕事をしてもらえる環境が整います。

 

 

 

4.大体の魚は飼育できる

 

私の経験上ですが、金魚や日本産淡水魚をはじめ、小型の一般的な熱帯魚(ネオンテトラ等)、オスカーの幼魚を飼育して来ました。

 

コリドラスも大磯砂の底面フィルターで勝手に繁殖していましたし大型魚や砂に潜る、掘り返す魚で無ければ問題なく飼育出来ると思います。

 

 

 

デメリット

 

もちろん良い事ばかりではありません。

 

他の濾過装置には無いデメリットも存在します。

 

 

1.見た目が美しく無い

 

どうしても水槽内にエアリフト用のパイプが立ち上がり、砂利も厚めに敷く事になるので見た目はあまり美しいとは言えません。

(私はショップ感があって好きなのですが)

 

使用出来る底材も基本的には砂利なので田砂等の見栄えの良い砂は使用できません。

 

 

2.エアポンプがうるさい

 

外部濾過の圧倒的な静粛性に対し、エアポンプはうるさいと感じる方が多いと思います。

 

静音性の高いエアポンプもありますが多少マシと言ったくらいでしょうか。

 

私は吊るして振動が響かないように工夫して使用していました。

 

 

3.砂利のメンテナンス頻度があがる

 

底面フィルター最大のデメリットは砂利の汚れです。

 

通常、濾過はウールで物理濾過を行ない、生物濾過を行う流れですが、底面フィルターは物理濾過も生物濾過も砂利で行います。

 

その為、砂利がとても汚れます。

 

砂利に汚れが溜まると通水性が失われ、濾過効率の低下し病原菌の温床になってしまいます。

 

その為、プロホース等で汚れを無駄に舞い上げない様に注意しながら砂利のメンテナンスをしてあげる必要があります。

 

 

4.向いてない魚もいる

 

砂利を掘り返したり砂利に潜る魚は向いていないです。

 

掘り返すたびに汚れが舞い上がりますので…

 

また、砂利がろ材となる為、排泄物が多い状況下での使用はメンテナンスのサイクルが短くなりお勧め出来ません。

 

私は大型魚でも幼魚の間のみ、底面フィルターを使用して飼育しますが、ある程度成長すると泳ぐだけで大量の汚れが舞い上がります…(笑)

 

 

まとめ

 

  1. 初期投資が安く、扱いも簡単な為、手を出しやすい。
  2. 砂利=ろ材で強力な濾過環境が手に入り水質が安定。
  3. 買ってきた魚も落とし難く嫌にならない。

 

こんな上手く行く保証はどこにもありませんが、シンプルな飼育環境であれば問題が発生した時の原因究明も容易で対策も簡単です。

 

初心者にありがちなあれこれやって大失敗も起き難くなるのではないでしょうか?

 

まずは底面フィルターで濾過の仕組みやメンテナンス法を学び、その後自分なりに考えて他の濾過装置に移行しても良いと私は思っています。

 

簡単になりましたが、以上が私の底面フィルターに対する考えです。

 

それでは良いアクアライフを!!

 

 

水槽部屋に掛かった費用

今回は我が家の水槽部屋を作るにあたり、工事費用がどんなもんだったのかをご紹介致します。

 

ハウスメーカー毎にお値段も変わりますが、参考になれば幸いです。

 

 

 

実際に掛かった費用と内訳

 

水槽用に行った工事費用は総額92,400円(税別)です。

 

初めての事なので見積もりを見るまでビクビクしていましたが、思いのほか安くすみました。

 

ここからは費用の内訳です。

※全て税別です。

 

  • 床下強化 無料
  • 水槽廻り笠木取付 10,500円
  • 給湯配管+混合水栓 20,300円
  • シンク、垂れ流し用給排水 31,500円
  • 2口コンセント  三箇所追加 16,200円
  • ヒーター用専用回路 6,000円
  • 枕棚 7,900円

 

以上が見積もりに書いてある内容です。

 

費用のほとんどは給排水や電気設備で壁のくり抜きに至っては二箇所やってもらって10,500円で済んでいます。

 

最初の図面では可動棚等の収納も組まれていて費用も掛かっていましたが、水槽を増やす時の障害になりそうだったので外してもらいました。

 

 

 

 

感想

 

意外に安くないですか??

 

勿論新築を建てる費用が別途掛かっておりますが、水槽部屋の他にも用意する物が多くあったのでとても助かりました。

 

コンセントは水槽の数が増える事を見越して沢山つけて貰いました(笑)

 

熱帯魚を長く楽しむ上で給排水が部屋の中で完結する事は大きな利点だと思います。

 

風呂場からホースを…

 

排水は外へ…

 

なんて事もしなくて良いですし本当にオススメです。

 

今回はとても短い記事でしたが、掛かった費用の紹介でした!

埋め込み水槽?組み込み水槽?その詳細

我が家のメインタンクは玄関を開けた時、真正面に現れる180センチ水槽です。

 

 

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正面と側面から水槽を鑑賞出来るようにしています。

 

水槽自体は180センチあるんですが、玄関の広さの都合上、玄関から見える水槽は横幅164センチです(笑)

 

今回は友人からよく聞かれる、「これどうなってんの??」を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

壁くり抜き水槽とは?

 

正式な名称はわかりませんが、埋め込み水槽や壁くり抜き水槽で検索を掛けると似たような仕様の水槽が表示されます。

 

この水槽は埋め込んでいる訳では無く、壁の一部をくり抜いて穴を塞ぐ様に水槽を設置している簡単な作りな為、私は「壁くり抜き水槽」と呼んでいます。

 

 

くり抜き間口や各部の寸法

 

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我が家の水槽部屋の図面です。

細かな数字は最終的に変わったりしていますが参考になれば幸いです。

 

 

腰壁(床から水槽まで)

土間から1,135ミリ、フローリングの上から965ミリ

 

下がり壁(天井から水槽まで)

1,085ミリ

 

水槽開口部

高さ500ミリ

 

 

掛かった費用

 

くり抜く費用は特に掛かりませんでしたが、くり抜いた穴を囲うように付けてもらった笠木の費用で10,500円程掛かりました。

 

新築購入費用に比べてみたら気にもならない金額ですね(笑)

 

腰壁に貼り付けたエコカラットは80,720円していましたがこれはお好みですね。

 

クロスで済ませて仕舞えば掛からない費用です。

 

 

 

 

メリット

 

見栄えが良い

 

壁くり抜き水槽の特徴として、埋め込み水槽同様に余計な物が見えない事が大きな利点です。

 

また、くり抜く間口を水槽のサイズより少し小さくする事で水槽のつなぎ目や水面付近の水垢を隠す事が出来ます。

 

照明や濾過装置にはお洒落な物もありますが、一般的な物はあまり見栄えが良くありません。

 

濾過槽や照明を見て喜ぶのは我々マニア達だけですし、ズボラな私は照明の上にいつも埃が被っていました…

 

それらが露出しないだけでとてもお洒落に見えると思います。

 

 

費用があまり掛からない

 

理由は2つあります。

 

1つ目は新築時での話になりますが、水槽が見えるところだけ壁を作らないだけなので殆ど費用が掛かっていません!

 

くり抜いた穴を囲う様に取り付けてもらった笠木しか追加費用として発生していません。

 

ハウスメーカーに相談した時にも前例が無いが壁をくり抜くだけであれば簡単に出来ますと言われました。

 

埋め込みで作る場合、水槽も水槽台も特注になり専門的な業者も出入りして非常に高額になると思います。

 

 

 

2つ目は水槽以外の設備が壁の向こう側にある為、見た目がイマイチな安価な設備や自作品を使用しても気にならないと言う事です。

 

水槽台は知り合いの職人に日本酒一本でしっかりとした物を作って貰いましたが、濾過槽に関しては素人の貧乏DIY品でとても来客にお見せできるものではありません。

 

私は壁があるおかげで非常に安価に趣味を楽しめています。

 

 

 

水槽の交換が割と簡単

 

埋め込みとの比較になりますが、アクリル水槽の特性上、傷が入りやすく、いつか交換が必要になるかも知れません。

 

その時に同じサイズの水槽を持ってきて交換してしまえばいいので簡単です。

 

埋め込みの場合はまた大規模な工事になるでしょう…

 

また、くり抜いた間口より小さい水槽へ変更することは出来ませんが大きくする事はいくらでも可能です。

 

大きくしても見える間口は変わりませんが…

 

 

圧迫感が少ない

 

部屋に水槽があると癒されますが、ある程度の大きさから圧迫感を感じ始めます。

 

妻から水槽が邪魔と良く言われていました。

 

しかし壁くり抜き水槽は半ば壁と同化している為、圧迫感はありません。

 

この辺は奥様の理解を得るための強みになるかも知れませんね(笑)

 

 

 

 

 

デメリット

 

バックヤードが必要になる

 

水槽が壁の向こう側にあると言う事は、反対側に管理する為の空間が必要になります。

 

その為、専用の部屋を作る必要があり、趣味専用の部屋を確保する大きな課題が発生します。

 

我が家は通常であれば和室となるはずの部屋が丸々水槽部屋になりました。

 

 

 

コケの掃除が大変!!

 

バックヤードから掃除をする事になるので水槽の奥行きに寄っては正面側に手が届きません…

 

我が家は奥行きが90センチあり、全然届きません(笑)

 

現在はプレコに頼ってキープしている状態です。

 

本格的に掃除するなら水槽に入らないと厳しいですね…

 

 

 

壁の厚み分、水槽が遠くなる

 

埋め込みと違い壁の向こう側に設置するだけの仕様なので、壁の厚み分オフセットされる訳です。

 

だから何か問題あるかと言うと私はあまり気にしていませんが、水槽の前に物を置けてしまうので子供のおもちゃなんかがよく置いてありますね(笑)

 

 

 

水槽をやめると穴が残る

 

人生何があるかわかりませんからね(笑)

 

水槽をやめるってなった場合は水槽をどかすと穴だけが残ってしまいます…。

 

木の板を貼ってお洒落な空間にリフォームする必要が出てきます。

 

 

 

オープンアクアリウムには向かない

 

オープンアクアリウム等で水槽の上部からはみ出る様な立派な水草を植えても見えません(笑)

 

偏見かも知れませんが、その様な楽しみ方をする場合、設備も綺麗な物を使用するでしょうから隠す必要もなさそうな気がします。

 

 

 

 

 

まとめ

 

壁をくり抜くだけであれば大した費用が掛かりません。

 

バックヤードを確保出来るか否か、これで全て決まると言っても過言では無いと思います。

 

大きな買い物なので勇気のいる事でしたが、私は思い切って良かったと感じています。

 

趣味をバックヤードの中だけで楽しむと言えば意外にご家族の理解は得られるかも知れません(笑)

 

次回は水槽部屋を作るにあたって掛かった費用を公開しようと思います。

 

水槽部屋 冬の電気代対策

熱帯魚を飼育する上で電気代は避けて通れない費用です。

 

ポンプ、照明、ヒーター、などの基本的な器具は全て電気で動くからですね。

 

水温を一定に保つ必要のある熱帯魚飼育において真冬は1番電気代の掛かる季節です。

 

水槽が大きい、水槽の数が多い方々はこれからの季節請求が怖くて仕方ないのではないでしょうか?(笑)

 

我が家も冬は電気代が高くなる為、お小遣いは5,000円カットされます…

 

しかし趣味で家計を圧迫する訳にも行きませんので、対策を施して真冬に備えています。

 

我が家は四畳半の一部屋丸々水槽部屋として使用している特殊なケースになる為、あまり参考にはならないかも知れませんが我が家の電気代対策を紹介します。

 

 

 

 

水槽と壁の隙間を埋める

 

水槽部屋は玄関側とリビング側の壁が一部くり抜かれており、その穴から見えるように水槽を設置しています。

 

埋め込みではない為、水槽と壁の間に隙間が出来ます。

 

他にも部屋の扉の上下にも隙間があります。

 

その隙間を隙間テープで埋めてしまえば部屋の中と外の空気の出入りが無くなる為、室温が一定に保たれやすくなります。

 

更に防音効果も見込める為、隙間は一年中埋めています。

 

夏には臭いや湿気がこもってあまりいい事ばかりではありませんが、冬は効果絶大です!!

 

エアコンで部屋ごと加温する

 

熱帯魚ショップなんかでは当たり前の様に取り入れられている方法ですね。

 

単純に考えて水槽が増えれば増えるほど、ヒーターの数も増えますね?

 

ヒーターの数が増えれば当然電気代も上がります…

 

なので部屋ごと温めてしまいましょう。

 

 

去年は妻の理解を得られずエアコン使わせて貰えない時期がありましたが、夕食の準備をしている時間帯に1000ワットや500ワットのヒーターが同時に稼働しようものならブレーカーが簡単に落ちます(笑)

 

去年はブレーカーが落ちまくった挙句、オール電化でない家の、2歳児含めた3人家族で電気代が30,000円に迫る事態に…

 

暖房入れっぱなしにする様にしたらブレーカーは落ちませんしヒーターだけの話では無いとは思いますが電気代も10,000円近く下がりました。

 

最近のエアコンは省エネに出来ているので出来る方は取り入れてみて下さい。

 

電気代上がっても責任は取れませんけどね!

 

 

ヒーターの設定温度は23度にする

 

エアコンで部屋の中が25度前後をキープしていれば水温も25度前後になるはずですが、万が一停電等でエアコンの電源が切れてしまった場合、電気が復旧してもエアコンは再起動してくれません。

 

その為、低めの設定でセットしておけば普段は稼働せず、緊急時のみ稼働する保険として役に立ってくれますね。

 

 

窓にプチプチを貼る

 

これは定番の方法でホームセンター等で窓に貼るプチプチが良く売られています。

 

我が家も小さな窓ではありますが、冬になるとプチプチを貼ります。

 

窓が小さいので効果の程は不明ですが水槽部屋から外なんて見ないのでデメリットは感じていません。

 

今はやっていませんがプチプチを水槽の正面以外に貼ったり、発泡スチロールやスタイロフォーム等の断熱材で水槽を囲ったりして防寒対策を行っていた事もあります。

 

 

デメリット

 

エアコン管理はとても楽ですが、エアコンのフィルターはすぐに汚れます。

 

水槽のメンテナンスよりは楽なので私はあまり気にしていません。

 

 

最後に

 

個人的にはメリットだらけに感じます。

 

帰宅して家族が寝ていれば水槽部屋に入ってスマホ弄ったり本を読んだり実に快適な上、リビングの暖房も使わず過ごせて一石二鳥です(笑)

 

我が家はエアコン管理をベースに飼育していますが、大型魚飼育で良く耳にする30度以上の高水温飼育をエアコン管理でやろうとした場合、その部屋にはちょっと入りたくなくなるかも知れません…

 

複数の水槽を維持している人にはとてもオススメなのでお試し下さい!!

※責任取れませんが

 

 

砂利やろ材の洗浄作業

砂利やろ材の洗浄って面倒ですよね…。

 

熱帯魚用の商品であればある程度洗浄されておりますが、園芸用の砂利は泥とか沢山ついていて洗浄が非常に大変です。

 

バケツに入れて素手でガシャガシャかき回してしまったらあっという間に手はボロボロに…

 

今回、余っていた溶岩砂利をろ材にする為に洗ったので私の洗い方を紹介します。

 

 

必要な物

 

  • 衣装ケース(それなりに水が入れば何でもいい)
  • ネット(私は5キロ用収穫ネットを使用)

 

この3つで何をするかと言うと…

 

 

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衣装ケースに水を張り、ネットに砂利を入れてジャブジャブします。

 

気になる方は何度か水を入れ替えればいいと思いますが、私は面倒なので水は換えませんでした。

 

溶岩砂利や軽石なんかはいくら洗ってもそれなりに汚れが出ますし、強く洗っても砕けて粉塵が出るだけなので程々にしています。

 

 

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この収穫ネットがとても便利です。

ろ材や砂利の洗浄や、ろ材ネットとして濾過槽へほうりこんだりと昔からずっと使用しています。

 

25枚入っていて600円位と安価なので雑に扱っても気になりませんし、要らなくなれば気軽に捨てられます。

 

かれこれ5年近くろ材ネットとして使用していますが、大きな劣化も見られず、未だ現役です。

 

ろ材が大量に必要なオーバーフロー水槽等にはとてもおススメです!

 

今回は短いのですがとりあえずこんな所で…

 

 

シルバーアロワナ 1年間の成長記録

シルバーアロワナを迎え入れ、丸一年が経ちました。

 

 

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シルバーアロワナの成長速度はやはり凄まじく、毎日大量に餌をあげていたわけでも無いのにあっという間に60㎝位まで成長してしまいました…

 

今回は1年経過したシルバーアロワナを幼魚の頃から写真を中心に振り返ってみたいと思います。

 

 

シルバーアロワナ成長記録

 

飼育環境

我が家ではアロワナの飼い方で定番の高水温飼育は一切行いませんでした。

 

冬は25度、夏は冷房を使用して30度以上にはならないように管理を行いました。

 

餌やりも毎日何回もあげたりせず、あげても1日1回、幼魚期を除けば2〜3日に1回位でした。

 

主に与えてた餌が、冷凍アカムシ、チャーミーアロワナ、カーニバル、冷凍ワカサギ、冷凍むきエビです。

 

使用した水槽は、20㎝位までは60規格水槽、30㎝位まではメインタンクの濾過槽を仕切ったスペース(60×60×45)、30㎝以降はメインタンク(180×90×60)で飼育しています。

 

換水は60規格の時で週1回程度、濾過槽仕切り内飼育以降は新水垂れ流しの為、定期的な大量換水はしていません。

 

 

 

2017年11月5日 (飼育開始日)

 

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8㎝位で我が家にやってきました。

 

メダカを一緒に50匹購入して最初の1週間はアロワナに餌やりをした記憶はありません。

 

 

2017年12月20日

 

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餌の中心が冷凍アカムシで1日1回くらいしか餌を与えられない日々が続いた為か成長は穏やかです。

 

冷凍アカムシをあげ、落ちてきた物を食べるようにしてからカーニバルを与え、餌付けを行いました。

 

 

2018年3月8日

 

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大きさの比較が出来ない画像で申し訳ありませんが…

 

20センチ位になった為、メインタンクの濾過槽を自作のセパレーターで仕切り、飼育していました。

 

この頃の餌は殆ど人工飼料です。

 

 

2018年4月10日

 

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30㎝位になりました。

 

餌は相変わらず人工飼料が中心ですが、ザリガニを与えた事もありました。

 

 

2018年4月18日 (混泳開始)

 

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混泳を開始しましたが、給水の勢いが強く、結構流されている様に見えました…

 

オスカー達にはあまりちょっかい出される事もなく、混泳は無事成功しました。

 

 

2018年5月24日  (半年と少し経過)

 

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連れてきて半年と少し経過しました。

 

この頃からぶつ切りにしたワカサギを与える様になりました。

 

と言うかポリプ用に半分に切ったワカサギを奪って食べるようになりました。

 

 

2018年6月11日

 

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レッドベリーオスカーと喧嘩する姿をよく見るようになりました。

 

 

2018年6月19日

 

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相変わらず小競り合いがありましたが、大きな怪我も無く、バランスは取れている様です。

 

 

2018年7月2日

 

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ワカサギを食べるようになってから成長の勢いがついた気がします。

 

強い水流にも流される事無く、悠々と泳ぐ様になりました。

 

 

2018年7月29日


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業務スーパーで買った冷凍むきエビを与えた所、とても食いつきが良く、沈んだ餌も拾いに行って食べています。

 

 

2018年8月28日


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夏は水温が30度前後まであがり、餌もザリガニやワカサギをバンバン与えていたので急成長しました。

 

もちろん人工飼料もガツガツ食べます。

 

2ヶ月前と比べてとても大きくなっています…

 

 

2018年9月4日


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この頃からメインタンクの主人はシルバーアロワナになりました。

 

 

2018年9月20日


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大きな変化はありませんが、餌やりは2〜3日に1回、人工飼料、ワカサギ、むきエビを与えています。

 

ワカサギは10匹以上食べます…

 

 

2018年10月12日


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少し大きくなった??

 

10㎝位あるワカサギを15匹食べた日も…

 

ポリプに餌が回るまで餌をやるとシルバーアロワナの腹がパンパンに…

 

 

2018年10月18日

 

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砂利咥えています…

 

良くある事ですが少し不安になります。

 

 

2018年11月5日  (1年経過)

 

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ついに1年が経過し、60センチ位には成長しました。

 

我が家にやってきた当初は咥えてるワカサギ位しか無かったのに大きくなったもんです(笑)

 

餌は相変わらず2〜3日に1回ですが、人工飼料のみの日もあればワカサギも与える日もあります。

 

 

 

最後に

 

我が家では餌の頻度や水温設定等、大型魚飼育のセオリーとは少し違う飼育をして来たので最初のうちは思っていた程の勢いで成長はしませんでした。

 

しかし真夏の高水温、新水垂れ流しの常時換水、高栄養なワカサギ等の餌、大きな水槽、この様な好条件が揃った途端急激に成長した様に感じます。

 

目タレは片方だけしてしまいましたが、背骨が曲がったり顎がズレたりする事はなく、綺麗に成長していると感じています。

 

まだまだ大きくなる魚なので、まだまだ記録を取って行こうと思います。

オーバーフロー水槽のメリットとデメリット

熱帯魚を飼育する上で多くの方が1番お金と知恵を絞る事が「濾過」だと思います。

 

私も今まで色々なろ過装置を買っては変えてを繰り返し、私の飼育魚や飼育スタイルに1番合っているオーバーフロー濾過をメインとして使用しています。

 

今回はそんなオーバーフロー濾過のメリットやデメリットを紹介したいと思います。

 

 

オーバーフロー濾過とは?

オーバーフロー濾過とは、飼育水槽の下に濾過槽があり、濾過槽からポンプで水を汲み上げて、溢れた水が排水管から濾過槽へ戻る事を繰り返している濾過方式の事です。

 

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簡単に言えば上部濾過の上下が逆になった感じです。

 

 

メリット

 

ろ材が沢山入り、濾過能力が高い

オーバーフロー濾過最大のメリットは濾過能力の高さです。

 

魚が排出する汚れを分解するバクテリアの多くはろ材表面に住み着いています。

 

バクテリアが住み着ける面積を増やすならろ材の量を増やしてあげるのが1番シンプルな方法です。

 

オーバーフロー濾過の濾過槽は水槽一本丸々濾過槽として使用する様なものなので外部濾過や上部濾過とは比にならない量のろ材が入ります。

 

ろ材の量が増えればバクテリアが増え、毒性の高いアンモニア等をより早く分解してくれます。

 

特に大型魚の餌やり後は水が悪い状態になりがちなのでその悪い状態を少しでも早く解消させてあげたいですよね。

 

それを叶えてくれる濾過装置だと思います。

 

 

水量を増やす事が出来て水質が安定する

水槽の下に大きな濾過槽があるので単純に水量も増えます。

 

水量が多いほど水質が安定する事は昔から言われており、これからも変わらない定説だと思います。

 

水質の変化に敏感な魚や水を汚し易い大型魚には大きなメリットですね!

 

 

水槽内にヒーター類を入れずに済むので見た目がスッキリする

ヒーター、サーモ、水温計等の備品を濾過槽に入れる事が出来る為、飼育槽はスッキリします。

 

ヒーターでの火傷や備品に魚が挟まる事故、大型魚ではヒーターの破損等もありえる話ですがそれらが濾過槽に入っていればそんな事も無くなりますね!

 

 

メンテナンスが簡単

ろ材が多くても定期的なメンテナンスは欠かせません。

 

しかしろ材の量が多ければ目詰まりし辛いので毎回ろ材を洗う必要はありません。

 

ウールボックスのウールのみ洗浄してあげれば十分です。

 

ろ材はろ材ネットに入れておけば汚れたと感じた時にネットごと取り出してザブザブするだけなので非常に簡単です。

 

汚れの堆積は飼育数にもよりますが、私は1年に1回くらいしかろ材を洗う様な事はしません。

 

 

拡張性が高い

拡張性の高さは自作が好きな人や沢山水槽を置きたい人にはとても大きなメリットだと思います。

 

何本もの水槽を全て連結した集中濾過システムや新水垂れ流しシステム等の応用も出来ますし、濾過槽を大きくしようと思えば水槽台の下に入るものであればいくらでも大きくする事が出来ます。

 

我が家では新水垂れ流しシステムと濾過能力向上の為のブロアによる曝気を行なっています。

 

いずれは集中濾過も導入する予定です。

 

 

 

デメリット

 

重量があり、環境によっては設置出来ない

メリットの1つとして水量が増える事をあげましたが、そのメリットはデメリットに直結します。

 

水量が増えれば重量も増えますからね…

 

2段式の水槽を設置する様な物なので床の一ヶ所に重量が集中します。

 

床下の補強が難しい二階や賃貸物件等では設置出来ないかも知れません。

 

 

設置する為の設備投資費用が高い

オーバーフロー濾過は大掛かりな設備になる為、初期投資は高くなります。

 

オーバーフロー加工済み水槽、濾過槽、水槽台、配管、ポンプ、大量のろ材…

 

水量が増える為、容量の大きなヒーターも必要です。

 

1回の換水量も増えますし添加剤を使用している方は添加剤の量も増えます。

 

しかし同じ能力を他の濾過装置で発揮しようと思うとそれもまた費用が掛かるのでデメリットかどうかと言うと微妙な所ですね(笑)

 

手先が器用な人はオーバーフロー加工、水槽台、濾過槽はDIYで作れますし、ろ材も軽石で安く済ませられるので大したコストはかから無いと思います。

 

むしろ他の濾過方式よりも安く強力な濾過方式を取り入れられますね。

 

 

排水パイプにトラブルがあると地獄を見る事になる

水槽本体から溢れた水を排水管を通して濾過槽へ落とし込む訳ですが、排水管に何かが引っかかって流量が低下すれば水槽から水が溢れます。

 

水槽に穴を開けなくて済むサイフォン式オーバーフロー方式でよく聞くトラブルですね。

 

穴を開ける通常のオーバーフロー方式も大型魚に体当たりされてへし折られたら全ての水が流れ出て地獄を見ることになるでしょう…

 

コーナーカバーを使用したりして水草や魚の死体等が吸い込まれない、大型魚にも体当たりされない様な工夫をして防止しましょう。

 

 

水草水槽には不向き

水草を中心に育てている方に限った話にはなりますが、オーバーフロー方式は排水管を落下して濾過槽へ落ちます。

 

つまり空気に物凄く触れます。

 

二酸化炭素を添加しても大量の空気に触れてしまうので効果が薄くなる事でしょう。

 

 

落水音がうるさい

90センチ水槽をリビングに置いていた時に感じた事ですがキャビネットの扉を閉めていてもそれなりに音は漏れてきます。

 

180センチ水槽は騒音の領域です…。

 

大量の水を処理するには強力なポンプも必要です。

 

それもまたうるさい(笑)

 

家族の共有スペースに設置するのであれば対策と覚悟が必要だと思います。

 

 

まとめ

オーバーフロー水槽は大掛かりで敷居も高いと思いますが、濾過能力やメンテナンス性はどの濾過装置よりも優れていると思っています。

 

我が家もオーバーフロー濾過を採用している水槽は2本あり、その水槽のメンテナンスは非常に楽をしていると思います。

 

色々と自作するのも楽しいですし集中濾過の構想等、妄想も捗ります(笑)

 

生体が中心の水槽であれば取り入れるメリットは沢山あるので是非検討して見て下さい!