金欠パパの四畳半アクアリウム

家の新築購入をきっかけに、1800×900×600の水槽を設置した水槽部屋を作りました。シルバーアロワナとオスカーを中心に飼育しています。15,000円のお小遣いで楽しんでいる為、あまり変化はありませんがお金を掛けないアイディアを公開しています。

「底面フィルター」あれこれ

今回は濾過装置のお話です。

 

今回もと言った方が良いかも知れませんが魚を飼育する上で濾過は付き物なので語らせて下さい。

 

私が熱帯魚飼育初心者にお勧めする濾過装置は底面フィルターです!

 

熱帯魚飼育してみたいけど初期投資が高くて悩んでる方には特にお勧めです!

 

 

理由は大きく以下の4点

 

  1. 初期投資が安い
  2. セットが簡単
  3. 濾過能力が高い
  4. 大体の魚は飼育できる

 

それではメリットやデメリットを見ていきましょう!!

 

 

 

 

 

底面フィルターとは??

 

まずは底面フィルターとはどの様な物なのか紹介します。

 

底面フィルターは水槽の底面にスノコを敷き、スノコから立ち上げたパイプから水を組み上げて濾過する仕組みです。

 

濾過を行うのはスノコでは無く、底面に敷いてある砂利そのものです。

 

パイプから水を汲み上げる訳ですが、一般的にはエアリフトで行なっています。

 

水中ポンプで汲みあげる物もありますが、今回はエアリフト式の底面フィルターを前提としてお話しています。

 

それではメリットを紹介して行きます。

 

 

メリット

 

 

1.初期投資が安い

 

必要な物は底面フィルター本体、エアポンプ、砂利の3点です。

 

フィルター本体は数百円で買えますし、エアポンプも1,000円くらいです。

 

砂利は目が細かすぎず、崩れないものなら大体大丈夫です。

 

私は昔から大磯砂の細目を使用しています。

 

上部濾過や外部濾過などの高価な装置を用意しなくてもいいので初心者でも気軽に飼育をスタート出来ますね。

 

また、水槽を増やしたくなった時、エアポンプのパワー次第ですが、エアホースを分岐して複数の水槽を稼働させる事が出来るので追加で掛かる費用がとても安いです!

 

 

2.セットが簡単

 

水槽の底に底面フィルターを置いて、その上に砂利を敷き、エアホースを^_^繋げれば完成です。

 

投げ込みフィルター程ではありませんがとても簡単な濾過器です。

 

呼び水の手間もありませんし、ろ材の種類に迷う事もありません。

 

 

 

3.濾過能力が高い

 

底面フィルターの濾過能力は価格に対してとても優れた能力を誇っています。

 

砂利を10キロ使用した場合、砂利10キロがろ材になるので安物の上部濾過や小さな外部濾過では実現出来ない濾過容量になります。

 

他の濾過装置で底面フィルターと同じ容量を稼ごうとした場合、何十倍も費用が掛かる事が考えられます。

 

また、エアーで水を汲みあげる為、溶存酸素も豊富で濾過バクテリアに良い仕事をしてもらえる環境が整います。

 

 

 

4.大体の魚は飼育できる

 

私の経験上ですが、金魚や日本産淡水魚をはじめ、小型の一般的な熱帯魚(ネオンテトラ等)、オスカーの幼魚を飼育して来ました。

 

コリドラスも大磯砂の底面フィルターで勝手に繁殖していましたし大型魚や砂に潜る、掘り返す魚で無ければ問題なく飼育出来ると思います。

 

 

 

デメリット

 

もちろん良い事ばかりではありません。

 

他の濾過装置には無いデメリットも存在します。

 

 

1.見た目が美しく無い

 

どうしても水槽内にエアリフト用のパイプが立ち上がり、砂利も厚めに敷く事になるので見た目はあまり美しいとは言えません。

(私はショップ感があって好きなのですが)

 

使用出来る底材も基本的には砂利なので田砂等の見栄えの良い砂は使用できません。

 

 

2.エアポンプがうるさい

 

外部濾過の圧倒的な静粛性に対し、エアポンプはうるさいと感じる方が多いと思います。

 

静音性の高いエアポンプもありますが多少マシと言ったくらいでしょうか。

 

私は吊るして振動が響かないように工夫して使用していました。

 

 

3.砂利のメンテナンス頻度があがる

 

底面フィルター最大のデメリットは砂利の汚れです。

 

通常、濾過はウールで物理濾過を行ない、生物濾過を行う流れですが、底面フィルターは物理濾過も生物濾過も砂利で行います。

 

その為、砂利がとても汚れます。

 

砂利に汚れが溜まると通水性が失われ、濾過効率の低下し病原菌の温床になってしまいます。

 

その為、プロホース等で汚れを無駄に舞い上げない様に注意しながら砂利のメンテナンスをしてあげる必要があります。

 

 

4.向いてない魚もいる

 

砂利を掘り返したり砂利に潜る魚は向いていないです。

 

掘り返すたびに汚れが舞い上がりますので…

 

また、砂利がろ材となる為、排泄物が多い状況下での使用はメンテナンスのサイクルが短くなりお勧め出来ません。

 

私は大型魚でも幼魚の間のみ、底面フィルターを使用して飼育しますが、ある程度成長すると泳ぐだけで大量の汚れが舞い上がります…(笑)

 

 

まとめ

 

  1. 初期投資が安く、扱いも簡単な為、手を出しやすい。
  2. 砂利=ろ材で強力な濾過環境が手に入り水質が安定。
  3. 買ってきた魚も落とし難く嫌にならない。

 

こんな上手く行く保証はどこにもありませんが、シンプルな飼育環境であれば問題が発生した時の原因究明も容易で対策も簡単です。

 

初心者にありがちなあれこれやって大失敗も起き難くなるのではないでしょうか?

 

まずは底面フィルターで濾過の仕組みやメンテナンス法を学び、その後自分なりに考えて他の濾過装置に移行しても良いと私は思っています。

 

簡単になりましたが、以上が私の底面フィルターに対する考えです。

 

それでは良いアクアライフを!!